説明
奈良県の北西部に位置し、古代より河内と大和を結ぶ龍田古道が通り、聖徳太子ゆかりの信貴山に抱かれた三郷町。歴史深い場所にふさわしく、古代から中世にかけての仏像や遺跡などが静かに守り伝えられています。
持聖院の線刻薬師如来笠石仏(鎌倉時代、町指定)は快慶が制作に携わったとされる石仏で、本堂内の薬師如来坐像(平安時代後期、町指定)等とともに拝観いたします。観音寺には、けやきの一木造りで彫りが浅い翻波式の衣紋表現が見られる地蔵菩薩立像(平安時代後期、重文)が伝わります。
また、聖徳太子創建の四十六ヶ寺の一つ平隆寺(外観のみ)や、その瓦を焼いていたとされる辻ノ垣内瓦窯跡(飛鳥時代、町指定)にも訪問します。
Nara観光コンシェルジュの友松洋之子さんのご案内にて、恐らく、ツアーが企画されることの少ない三郷町をたっぷりとお楽しみいただきます。