説明
近鉄・JR奈良駅周辺に位置する古寺及びお堂に伝わる知られざる古仏を、Nara観光コンシェルジュの友松洋之子さんのご案内にて拝観いただきます。
袋中上人が開創された山の寺念仏寺には、快慶及び運慶の特徴がそれぞれに表現された2体の阿弥陀如来立像(鎌倉時代)が伝わります。行基開山の西方寺には、本堂に阿弥陀三尊像(中尊は平安時代の重文、脇侍は鎌倉時代)、納骨堂には宿院仏師作の祐全上人坐像(室町時代、市指定)等が安置されています。最後に訪れる三条会館・不動堂には、大変珍しい石造浮彫涅槃像と石造浮彫弥勒菩薩像(共に鎌倉時代、市指定)等が伝わり、特に菩薩や羅漢、動物などが嘆き悲しむ様子を石像で表した仏涅槃像は圧巻です。
まさに灯台下暗し。近鉄・JR奈良駅から徒歩10分圏内におわす珠玉の仏像を、是非この機会にじっくりとご拝観ください。