説明
奈良盆地の南西部、西側には金剛山地が峰を連ねる御所市。5世紀を通じ当地で活躍した大豪族･葛城氏との関連が考えられる、個性豊かな古墳の数々を巡ります。
5世紀から7世紀にかけての約800基の古墳で構成される日本最大級の群集墳、国史跡･巨勢山古墳群。その中から切石が美しい横口式石槨を有する323号墳と、未調査ながら非常に大きな天井石が印象的な條庚申塚古墳に入室します。（條庚申塚古墳は天井石の一部が割れているため入室は入口まで）
全長200mを越える大型前方後円墳の国史跡･室宮山古墳。竪穴式石室内に納められた長持形石棺を見学できる日本唯一の古墳で、石棺内に塗られた朱も確認することができます。
天皇の外戚として勢力を誇った葛城氏。雄大な金剛山地に抱かれた古代豪族の本拠地を、古墳マダムの道﨑美幸さんのご案内にてじっくりと巡ります。
