説明
狛犬好きにはお馴染みの奈良市陰陽町にある鎮宅霊符神社の「笑う狛犬」の作者である石工・権兵衛。狛犬マニアの増田隆さんご案内のもと、西大寺周辺に伝わる権兵衛作のユーモラスな表情をした狛犬を巡ります。
社寺の境内で目にする狛犬は、古代オリエント文明における王の象徴「ライオン」に起源があり、インドや中国などを経て日本に伝わったとされています。奈良においては、東大寺南大門北面にある宋の石工による像や、手向山八幡宮の木彫像が鎌倉時代の古作として知られています。
江戸時代末期から明治時代にかけて活動したとされる石工・権兵衛。本ツアーでは、十五社神社や西大寺八幡神社、蓬莱神社に伝わる“弾けるスマイル”が印象的な狛犬から、廣峰神社にある当時流行した所謂「なにわ型」の狛犬まで、知る人ぞ知る権兵衛作の狛犬をじっくりと見学いたします。